乾姜と長ネギと紫蘇の発散スープ

薬膳レシピ

【作り方】

  • 長ネギは斜め薄切りにする。
  • 紫蘇は千切りにする。
  • 鍋に紫蘇、七味、胡椒以外の全ての材料を入れ、強火で沸騰させる。
  • 材料に火が通ったら、火を止める直前に紫蘇を入れる。
  • お好みで七味、胡椒をかけて、温かいうちに頂く。
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  • (2人分)
    ・乾姜       小1
    ・長ネギ      1本弱 
    ・紫蘇       2枚
    ・乾燥わかめ    小2
    ・えのき      1/4袋
    ・水        400cc
    ・鶏がらスープ   小2
    ・七味       少々
    ・胡椒       少々

  • このメニューは風邪の治療を目的として作りました。生姜は陽性の食材です。この生姜を乾燥させ、水を抜いたものが乾姜で、陽のエネルギーがより強くなります。そして生姜の働きは〝染み込む〟です。染み込んで発散させるイメージです。スープにすることで、生姜が長ネギのエキスを体の隅々まで行き渡らせてくれ、長ネギ本来の働きである〝流す〟作用をもっと強くしてくれます。そして、紫蘇で皮膚表面の固さを取り、ワカメでは、利尿作用が強くなります。風邪とは、皮膚が冷えて固くなりエネルギーが体内に閉じ込められた状態で、外へ出ようとした時に出口がなく混乱が生じた状態です。乾姜を使った薬膳スープで、このエネルギーを分散、発散し、風邪を治療していきましょう。

  • 宇根佐緒里
  • 中国医学協会
  • その他

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