さつま芋の補気だんご

【作り方】

①さつま芋を蒸し器で皮ごと蒸す。

②ボールに白玉粉を入れ、水を入れて、白玉粉を水で溶かすようにこね混ぜる。

③①の皮をむき、熱いうちにマッシャーで滑らかに潰し、そこへ②を入れて均一になるまで手でこね混ぜ、一つにまとめる。

④③を蒸気の上がった蒸し器で10分ほど蒸す。(※くっつきやすいのでクッキングシートの上にのせて蒸す。生地を8等分にして押さえ、並べて蒸すと、火が通りやすい。)

⑤バットにたっぷりのきな粉(50g目安)を広げる。

⑥④が蒸しあがったら、クッキングシートごと引き上げ一気に⑤の中に入れ、まわりのきな粉をまぶしながら一口大にちぎって丸める。手にもきな粉をつけておくと丸めやすい。

お好みで、きな粉に自然塩、黒糖、シナモンパウダーを足して好みの味に整える。

📘 五味噌粥の中医学的解説(気虚の養生)

■ この料理が向いている体質

五味噌粥は 気虚(ききょ) の人に最適な養生食です。
気虚とは「身体を動かすエネルギーである“気” が不足した状態」で、

  • 疲れやすい

  • 声が小さい

  • 食後に眠くなる

  • 胃腸が弱く、下痢しやすい

  • 風邪をひきやすい

といった特徴があります。


■ 中医学的な効能

五味噌粥は次のような働きを持ちます:

  • 脾胃を温めて消化力を高める

  • 気を補い、疲労回復を促す

  • 血の巡りにもよい影響を与える

  • 内臓の働きを安定させ、全身のエネルギー代謝を整える

脾(=消化吸収の力)が整うと、食べ物が気血に変わるため、気虚改善に直接つながります。