薬膳の基本の性味
薬膳の基本である四性(寒・涼・温・熱)は、食材や料理の性質を表します。寒性は体を冷やし、発散作用があります。涼性は熱をクールダウンし、保湿効果があります。温性は体を温め、消化機能を促進します。熱性は体を温め、発散作用が強く、体内の陽気を増強します。
また、五味(甘・酸・苦・辛・咸)は食材や料理の味の特性を表します。甘味は体を補い、エネルギーを与えます。酸味は消化を助け、体内の津液を調整します。苦味は熱を冷やし、解毒作用があります。辛味は体を温め、血行を促進します。咸味は体を柔らかくし、水分のバランスを調整します。これらの四性と五味の組み合わせによって、体のバランスを整える効果を期待することができます。